【体験記】モロッコのとんでもないハマムレポ!モロッコのスパの注意点とチップの目安もご紹介♪(エッサウィラ「ARAB SPA」)
「海沿いでシーフード満喫&マラケシュでお買い物♡」がテーマのモロッコ一人旅の旅行記ブログ♪
今回は、エッサウィラで行ってみたスパ「ARAB SPA」の様子と、モロッコのハマム・スパに行く時の注意点をご紹介します♪
モロッコのハマム(サウナと垢すり)を体験すべく、評価の高いスパを選んだつもりなのですが、これが私史上、3本の指に入るとんでもないスパでした……!
一言で言うと、「超絶☆雑!」。
後で調べると、モロッコではわりと普通のことのようだったので、これから体験される方が少し快適に過ごせるよう、注意点も記載した次第です。
最後に、今回のスパのメニューと料金も一応載せています。
なお、モロッコの本によると、スパでのチップの相場は料金の10%が目安とのことでした。
<もくじ>
■「ARAB SPA」のハマムとベルベルマッサージのとんでもない流れ
■「ARAB SPA」の場所
「ARAB SPA」はエッサウィラの旧市街の中の東端の方にあります。(→地図)
路地裏の細い道に面していて、下↓の写真で男性が立っている所が入り口です。
こちら↓です。
上部の看板や入り口の上に「ARAB SPA」と書いてあります。
私は近くの「リヤド チバネット」に宿泊していたので、当日、直接行って予約しました。
入り口を入って進んで左奥に受付があります。
■「ARAB SPA」のハマムとベルベルマッサージのとんでもない流れ
「ARAB SPA」のメニューはハマムとマッサージのほか、フェイスやマニキュア、ペディキュア、脱毛もあります。
私は「ハマム30分+マッサージ1時間」のパッケージメニュー「ARAB SPA」350MAD(約5,600円)にしました♪
クレジットカード払い可です。
言われた通り予約時間の5分前に来て、受付前の待合スペース↓で少し待ちました。
とんでもないポイント①
「更衣室が他の人のマッサージルーム内にある」
そしてまずは、ハマムに入るために服を脱ぐわけですが……。
「こちらで・・・」と案内された部屋に入ってビックリ!
目の前で他の人がベッドで絶賛マッサージ中!!!(裸+バスタオル)
この「他の人がマッサージを受けている部屋の中」で着替えるシステムでした……!
妙にヒソヒソ声で案内されるなぁと思ったんですよね。
一応、パーテーションがあり、その後ろで着替えました。
こちらで全部脱いで、用意されている紙パンツを穿いて、バスローブを着て、ビーチサンダルを履きます。
服と荷物はバスケットに入れて受付に預けます。
こっそりこっそり退室……。
とんでもないポイント②
「激しすぎる垢すりと適当すぎるシャンプー」
着替えたら、いよいよ、隣のハマムにイン!
ハマムの中は湿気のある暖かい部屋という感じで、サウナほど高い温度ではありませんでした。
バスローブを脱ぎ、ベッドのような台に座ってスタートです!
いろいろ手順がありましたが、まず驚いたのが、垢すりが激しすぎること!
目が粗くて硬くて大きい何かでこすっていて、まぁ、大抵の部分は耐えられたのですが、デコルテ・胸・乳首も容赦なく力いっぱい元気いっぱいこすりあげ、激痛!
乳首が外れて転がっていくかと思いました……(>_<)
あと、メイクを落とすこともなく、突然頭からお湯をかけて適当に髪を洗われることも知らなかったので驚きました。
シャンプーをかけてわしゃわしゃっと軽くこすって流すだけで、全然洗えてなくて、これなら洗わないでほしいと思いました……。(髪濡らしたくない……。)
全体としては、ざっくり下記のような流れでした。
①ぬるま湯を体と頭にかける。
②横になり、ブラックソープ※を体に塗り、5分置き、流す。
③力いっぱい垢すりをして、頭から流す。
④体をボディソープか何かで洗って流す。
⑤髪をシャンプーか何かで軽くこすって流す。(リンス無し)
※ブラックソープは黒オリーブから作られる半練り状の石鹸。
とんでもないポイント③
「ずぶ濡れバスローブ姿でみんなの前に登場させられる」
ハマムの後は、マッサージ用のお部屋に移動。
バスローブを着て、ハマムの部屋を出ると、そこには他のお客さんと男性オーナーが!
こっちは、メイクを落とさずにお湯をかけられたドロドロの顔とびしょびしょの頭で、裸の上にバスローブを着ての登場なので、非常に恥ずかしかったです(>_<)
ここでお水をもらい、2階のマッサージルームに移動しました……。
ハマム出たらすぐ待合室って、おかしいでしょ……(~_~)
とんでもないポイント④
「全身隈なく激痛マッサージ」
マッサージルームは、照明を落としてあり、いい雰囲気♪
マッサージはハマムとは別の方が担当でした。
強さはリラックスか強いのがいいか聞かれ、ミディアムと言ったら、「ベルベルマッサージ」をするとのこと。
種類としては、親指で細胞を全部押しつぶしていくようなオイルマッサージで、これがまた激痛!
めちゃくちゃ力が強くて、台湾の激痛足裏マッサージを全身にされているかのような痛さです!
手の指、足の指も丁寧に、そして顔と頭もオイル付きでやってくれて、より一層、ドロドロぐちゃぐちゃな様相に。
終わった後は、確か、服を持ってきてくれて、ここで着替えました。
そして、シャワーもメイク直しの場もドライヤーも無く、いちドブネズミとして帰路に就きました……。
効果はそれなりにアリ♪
体に付いたオイルは流さなくても適度に浸透していくのでいいのですが、髪はオイリーな見た目のまま全然乾かず、やっかいでした(>_<)
食事やバス移動の前とかだったら最悪でした。
そんな感じでいろいろ思うところはありましたが、垢すりの効果はとてもあり、全身がつるっつるすべっすべになっていました♪(細かい傷にもなっていそうだけど。)
マッサージも、痛みを感じた原因の一つは筋肉の疲労だと思われ、終わると体のコリが治っていました!(いくつかの細胞は死んでそうだけど。)
■モロッコのハマムやスパに行く時の心得・注意点
今回の経験から、モロッコの高級ではないスパやハマムに行く場合は、下記を注意した方がいいと言えます!
①なるべく1日の最後に行く。
②なるべくメイクは落として行く。
③垢すりが痛い時は、迷わずすぐに伝える。
④マッサージが痛い時は、迷わずすぐに伝える。
ハマムやマッサージは、ボディだけだと思いきや、顔や頭も込みのことが多いようです。(予約時に確認してみても。)
そして終了後、それらを整える術は無いことも多い。
また、特に垢すりは激しく、痛いことが多いよう。
私はついつい、ある程度様子を見ようと思ってしまい、痛くても長時間我慢してしまうことが多いのですが、やっぱり激痛の時はすぐに言った方がいいですね!
なお、現地の方用のどローカルのハマムに行く場合は、上記のほかに、タオルやビキニのショーツやサンダルを持って行った方がいいとか、貴重品を持っていかないとか、別の注意点もあるようです。
■「ARAB SPA」の予約方法・メニューとチップ情報
最後に今回の「ARAB SPA」の予約方法とメニュー・値段です。
予約は、私は直接行きましたが、フェイスブックやインスタグラム、フェイスブックに載っているメールなどでも予約できると思います。
メニューは下記↓で、クレジットカード可でした。
スパでのチップは10%が目安と本に書いてあり、私はそれよりちょっと少ないくらいを最後の支払い時に渡しました。(オーナーに、「ハマムの女性にいくら、マッサージの女性にいくら」という感じで託しました。)
(この時のレートは1MAD=約16円。)
ハマム・フェイスケア
マッサージ・マニキュア・ペディキュア
脱毛・パッケージメニュー
私が受けたのは、左下のパッケージメニュー「ARAB SPA(ハマム30分+マッサージ1時間)」350MAD(約5,600円)です♪
以上、モロッコでのハマム・マッサージ体験記でした!
超快適なスパだったら、もちろん良かったですが、とんでもないと思うスパでも帰国後に爆笑しながら体験談を語れて、それはそれで良かったです(笑)。
傾向と対策が分かっていれば、よりストレスは減らせると思いますし、もっと高級な所に行けば、終始リラックスできると思います。
お好みに合わせてスパを選んで、モロッコでハマムやマッサージを体験してみてはいかがでしょうか(^^)
※上記記事は2025年5月訪問時の情報・レートを基に作成しており、現在の状況と異なる場合があります。